フレ−ムテント(ロッジ型)の設営手順と使い方

テントのポ−ルの入った袋からポ−ルを取り
出し、テントを張る位置に左の図のように
ポ−ルを並べます。
通常ポ−ルの種類は
 A.両サイドにポ−ルを繋ぐソケット
    (大抵はプラスチック)ついたポ−ル 
                                    3本
 B.片側にポ−ルを繋ぐソケットが
                     ついたポ−ル   3本
 C.屋根の部分となる真っ直ぐなポ−ル           
                                    6本
 D.四隅の柱となるポ−ル(一部が曲がっ
                      ている場合がある)
                                    4本
 E.テント中央部の柱となる真っ直ぐな
                         ポ−ル     2本
                   合計 18本 あります。
それ以外に 
 F.壁幕を張出しに使用する場合のポ−ル
     が2本入っている場合があります。
先ず、
@AとBのポ−ルを繋ぎます。 
   A+Bが3本出来ます。
Aこの間にあるCのポ−ルを
          A+Bに繋ぎます。
これで、
地上に屋根の部分の三角の構造が出来ます。
屋根の三角構造に
@四隅の柱Dと中央の柱Eを繋ぎます。
  ここで 大切なことは 通常D及びEポ−ル
  はスプリングで繋がった2本のパイプで
  出来ていますが、この2本のパイプを繋が
  ないで(長くしないで、折れたままで)
  屋根部分に繋ぐこと  が重要です。
 左図のように高さが半分のテントのフレ−ム
 構造が出来ます。
テントの外幕(アウタ−)を 半分の高さのフレ−ム
構造に被せます。
高さが半分なので容易に被せることができます。
被せる前にテントの裏表と入口の方向を確認した
上で被せて下さい。
初心者は 大抵 D・Eのパイプを繋いで長くして
しまい、全部の高さのフレ−ムを組立ててしまい、
外幕を被せるのに苦労します。
特に 風の強い日には 外幕が吹き上げられて
うまく被せることが出来ません。
外幕を被せる際に 注意すべきことは 屋根の前後
の頂点及び四隅のフレ−ムに テントの縫い目の
頂点及び四隅が来るように被せることです。
これが狂っていると 屋根をピンと張ることが出来
ず、豪雨や強風に耐えるテントの設営が出来ません。
外幕を被せたら、D及びEポ−ルの柱を繋ぎ テント
を立上げます。
片側から高くしますが、強風時には風上側から高く
した方が吹き飛ばされる危険が少ないようです。
大抵のテントは
外幕の四隅と中央には 固定ロ−プ
を繋ぐようになっていますので テントの対角線上
四隅の外側約60aにペグを打ちロ−プを掛け
軽く固定します。
(テントが吹き飛ばされるのを防ぐため)
屋根の前後の頂点及び屋根の四隅に外幕の縫い
目がきちんと合っているか再確認した上で、
今度は四隅の柱の位置を外幕の裾の四隅の縫い
目に合わせ、又、前後・左右の壁面が弛まないよう
に調整しペグで固定します。
その上で 屋根に弛みがないように 固定ロ−プを
きつく締め直します。 また、屋根や壁面に弛みが
ないように壁面の裾をペグでしっかり固定します。
なお、外幕を四隅の柱の脚に合わせるのではなく、
柱の脚の位置を調整することが重要です。
初心者は この作業を大体やりません。
結果 テントは屋根や壁面が弛んだままで 豪雨が
襲うと屋根の上に風呂桶一杯もの雨水(1d近い
重量)が溜まることとなり、強風が重なると最悪
テントが潰される場合があります。
屋根も壁面もピンと張ったテントは美しく 強く
キャンプ経験が一目で分かります。
これで テントは立派に建ちました。 手順通りやれ
ば全くの初心者でも ここまで 所要時間は
約15〜20分です。
初心者が手間取る最大の原因は 一番最初に
ポ−ルを地面に並べずに 袋から出すままに繋ぎ
あわせ形を作ろうとすることで、空中クロスワ−ド
・パスルのようなことをやっていると1時間以上も
掛かっている場合があります。
テントが建上がると入口など開口部を開け、
通気を図ります。
次に 内幕(インナ−・テント)をテントのフレ−ムに
吊下げ設置しますが、その前に 内幕を設置する
場所に予め グランドシ−トを敷いておきます。
理由は内幕の底を保護する為と雨の日の撤収の
際に使用するためです。 内幕の底は外幕の屋根
と同等に重要です。
内幕の底の防水性が不完全だったり、破損して穴
が空いていると水が底から沁み出してきて寝袋を
湿らせたり濡らしたりして大変不快なものになります。
グランドシ−トを敷くのはテントサイトに尖った石ころ
があり 上から踏んだ時に底が破損することを
防ぐためです。
往々にしてテント・メ−カ−の説明書にはフレ−ム
を立てたら、次に内幕を張ると書いてありますが、
間違いです。
その状態で雨が降ってきたらどうしますか?
濡れて 底に水の溜まった内幕の中に寝られますか?
必ず 外幕をしっかり張るのが先決です。
内幕は寝る時に必要なものですから、寝る直前
に吊っても良いのです。 内幕はフレ−ムに蚊帳
を吊るように吊ります。
内幕の底の四隅はピンペグを軽く地面に刺して
止めます。ピンペグは地面に目一杯打込む必要は
ありません。 逆に 10a程度余らせて 内幕の底が
浮くようにしておけば 豪雨に見舞われた場合
底が浮いて水が底の下を流れていきます。
底の四方の縁が10aほど立上がっているのは
この為です。
テント・メ−カ−の説明書には 内幕がピンと張る
ように(内幕の形を決めるため)底の外側の環に
ポ−ルを刺して固定するように書いてあるものを
見受けますが、これも間違いです。
理由は豪雨の際 内幕が浮上がらず 立上げを
越えて水が入ってくる場合があることと、雨の中で
撤収する場合(内幕が濡れないよう内幕を先に
取外して片付けますが)、外幕を外さないと内幕が
外せないからです。
小さい子供がいるとピンペグを10a程度余らせて
おくと、引掛けて怪我をする場合がありますので、
その場合は内幕の出入口側は一杯に打込んで
おいた方が良いと思います。
外幕を張り、内幕を吊ると 殆どの人は 断熱マット
を敷き、寝袋を並べて寝室を完全にセットアップする。
これは 広くもない居間に昼間からフトンを敷くような
ものではないでしょうか?
私は 内幕を奥の方に押込み、グランドシ−トも奥に
折畳んで置くことを薦めています。
断熱マットと寝袋は 寝る少し前にセットすれば
良いのです。
夏は壁の部分を張り出しポ−ルで跳ね上げれば
日陰と通気が確保されタ−プを張る必要はありません。
又 壁や出入口の部分にメ−カ−に特注してメッシュ
を取り付ければスクリ−ンテントを別に張る必要は
ありません。
晩秋・冬・早春の寒い時期には 吹きさらしのタ−プ
では過せませんので、テントを閉め 窓のメッシュの
部分に外側から透明の素材で風塞ぎを取り付ける
ように改造すれば 暖かい広い居間が確保できます。
寝る時は テ−ブル・椅子などは入口側に置けば
十分 内幕を吊ることができます。

                                 フレ−ムテント(ロッジ型)の撤収の方法

テントの撤収で一番困るのは雨が降ることです。
特にキャンプ・ツア−でその日に又テントを張らねば
ならぬ場合は、寝袋や内幕を絶対に濡らさぬよう
撤収しなければなりません。
先ず テントの中の物を極力濡らさぬように車に
収納します。
内幕を外し、雨が降っていなくても 大抵 結露の
ため 濡れていますので、テントの中で 底を雑巾
などで水を拭き取りながら畳みます。
畳む要領は天井・壁の部分を中に折り込むように
外側から二つ折りにし、上になった底を順次
雑巾で拭いていけば全てきれいに拭くことが
出来ます。

 
外幕のファスナ−など全て閉じ、
ペグを抜き、ロ−プを外します。
テントの脚を折り、高さを半分にします。
テントの横壁の一方をテントの屋根の上に
広げて被せます。(裏が上になります。)
反対側の壁も同様に屋根の上に被せます。
次に 前後の壁を屋根の棟の上に被せます。
(屋根の上では前後の壁は それぞれ三角の
形になります。)
屋根の上一杯に 裏返しになった外幕が四角
の形になります。
外幕の内側の屋根の部分の四隅に紐が付いて
いるテントでは、この紐を軽くフレ−ムに結わえ
ておけば 一人でもテントを畳むことができます。
付いていない場合は マジック・テ−プなどを接着
剤などで付ければ一人で畳むことができるよう
になります。
片側から幕体を 屋根の棟の上に 丁度 半分の
大きさになるように乗せます。 反対側も同様に
棟の上に乗せます。
これで 三つ折りになった幕体が棟の上に乗った
ことになります。
これを 両側から二つ折りにし、上から押さえて
空気を抜き、さらに二つ折りにして
グランドシ−トの上に下ろします。
膝で押さえて さらに空気を抜き 乾いていれば、
テントの袋に収納します。 裏返しの状態でテント
が畳まれたことになります。
この方法の利点は テントをフレ−ムから外して
地面に下ろして畳むと地面が泥などの場合汚れ
てしまいますが、テントをフレ−ムから下ろさず
にフレ−ムの上で畳みますので汚れないことです。
また、裏返しに畳んであるので 次回設営の際に
はフレ−ムを組み屋根の上へ乗せ 広げれば
簡単に外幕を掛けることができます。
雨で外幕が濡れている場合は グランドシ−トで
そのまま包み ロ−プを掛けて持ち帰ります。
この場合 濡れているものは外幕とグランドシ−ト
だけです。 その日に別のキャンプ場でテントを
設営する場合は濡れた外幕を張っても居住性に
問題はありません。
濡れた外幕をグランドシ−トで包んで持ち帰った
場合 天気を見計らって フレ−ムとペグを4本
用意し、近くの公園・河川敷などへ行き、
フレ−ムを組んで外幕を被せ、ファスナ−を
全て開き 風を通せば意外に短い時間で
乾いてしまいます。 通常1時間以内に収納できます。
ペグ 4本は風に吹き飛ばされないために使用します。
畳み方は上に述べた同じ方法で行います。
間違っても ベランダで物干し棹に掛けて干そうと
思わないでください。 乾燥が遅いし 何より 畳む
広い場所がないので 大変な苦労をすることに
なってしまいます。

         
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